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シニア向けキャリア研修(2)~家計の収支確認表

幸せな人生とか、満ち足りた老後とか、あるいは充実した人生とか、いろいろ人によって望むものはあるでしょう。
それらの土台は家計の収支です。
どれだけ稼いでいて、どれだけ使っているのか、それを知ることから始まるんです。

ここで問うているのは稼ぎや消費の高低ではないですよ。
ファクトとして、いまどれだけ稼いでいてどれだけ使っているのか調べることが大切なんです。

家計の収支確認表

前回も書きましたが、日本FP協会に公開されている、家計の収支確認表を作成しましょう。

家計の収支確認表:日本FP協会HPより

まず、結婚している場合はふたりの財布を一緒にして、話し合いながらデータを作成していかないと無理かと思います。
共働きの場合でも「家のローンは旦那さん」「食費などは奥さん」と、使用用途で分けている方もいらっしゃるようですが、そうすると全体が見えなくて抜け漏れが出てきます。

収入では、天引きされている所得税・住民税・社会保険料などを無視して、手取り金額だけの記入で構いません。
第一の難関は支出です。一か月ほど支出を書き留めて、それを12倍して年間分を出すということで、とりあえずはいいでしょう。

これからのことを考えると家計簿必須

とはいえ、「とりあえずのデータ」を使っていると、最終的に得られる分析も「とりあえず」です。
とりあえずの分析結果から得られるのは、「とりあえずの安心」なんですね。

・・・つまり、めっちゃ不安になるんですよ。
一生懸命支出を書き留めて、データを集めて分析したのに!

となると、やはり家計簿をつけるしかないんですね。

私の場合は母親の影響で子供の時からお小遣い帳を、一人暮らしを始めた時から紙の家計簿をつけ、いつのころからかパソコン用家計簿ソフトを購入し、そして今はマネーフォワードMEを課金して使っています。

やっぱりマネーフォワードME

むかしむかし紙の家計簿をつけていたころから考えると簡単すぎてつけてる感じがしないくらい簡単です。
moneyforward.com

銀行やクレジットカード、証券口座とも連携できるので、いま、自分がいくら持っているか、カードの負債がどれだけあるのかはっきりわかります。
また、「このお店で買うならこれは食費ね?これは文房具ね?」と、勝手に費目を判断してくれるので、「家計簿をつける」というアクション自体が最小限になります。
もちろん、家計簿をつけたことのない人には設定もわけわからんと思いますが、しばらく続けたらどのように設定したらいいのか見えてくるでしょう。

マネーフォワードMEで収入・支出を完全に把握できれば、家計の収支確認表の記載はすぐです。
ちなみに私の場合は「家計簿-月次推移」の収支リストを1年分コピーしてエクセルにペースト、データが文字なので関数で数値に変換、「家計の収支確認表」のカテゴリ別に小計を計算して算出しました。(今度時間のある時に別記事にしましょう・・・)



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shiz-chang.hatenablog.com